vs Katsushika BACK BORN.

野口翔

7月1日は代々木第二体育館で都民大会準決勝を葛飾バックボーンと対戦。
スタメンは今大会を主力として闘い続けてきた3年生たちをメインに、田中 伊藤哲 野口 古瀬 上田。
しかし、相手のプレースタイルとディフェンスの間合いが掴めず6分間で18失点。逆に得点は伸びずに10点差をつけられる。1on1が効果的だった新垣と、ディフェンスのカタい五十嵐の投入により点差を詰めるも、1Qは16-22の6点差となる。
2Qには、さらに内山、牧原、眞弓を投入し、五十嵐のアシストから野口の3Pなどの好プレーも見られ、一旦は逆転したものの、ハンドチェッキングなどに対する非常に厳しい笛に自らリズムを崩し、オフェンスでもバイオレーションが続き、2Qを通しては1点詰めただけの35-40で前半を終えた。
後半は布陣を再びスタメンに戻してのスタートだったが、やはり笛へのアジャストが出来ず、ファウルばかりが続く展開に。そこで、五十嵐、新垣の投入に続き、古瀬を宮本に代えて、野口を4番に置いたスモールラインナップへシフト。3Qも21-20で終わり、56-40と差を詰められなかったが、この布陣が4Qに奏功する。
4Q開始1分で、宮本の3Pが決まり、62-61とついにキャッチアップ。その後も新垣のドライブを中心に攻め立てるが、葛飾バックボーンも試合巧者ぶりを見せ、攻防は一進一退。残り17秒80-80から古瀬がFTを2投とも決めて2点差も、相手も合わせのプレーから入れ返し、残り7.7秒で再び同点に。
最後のタイムアウトを使った後のプレーは、五十嵐のパスインから新垣がドライブし野口へキックアウト。詰め寄るディフェンスをフェイクで外した野口のシュートはリングに嫌われたものの、古瀬・内山がリバウンドを競って弾かれたボールを五十嵐がフォローし、タップシュートを決めてこれが決勝点。ラストプレーでの劇的な幕切れとともに宿敵拓殖大が待つ決勝への進出を決めた。
 
明大 84(16-22,19-18,21-20,28-22)82 葛飾バックボーン
 
写真:チーム最多得点とユーティリティ性でチームを支え、勝利に導いた野口。
続く決勝でも大仕事を果たし、大会最終日のMVPと言っていい活躍を見せた。