リーグ戦終了に寄せて


写真:ペイント右からゴールへ向かう菅野。
一年間チームを支えた主将の背中です。
インカレまでは一月半。オールジャパンに進んでも残りは2ヶ月半ほど。
それまでに、この背中からどれだけのことを後輩に伝えられるのか。
後輩たちはこの背中からどれだけの言葉を受け止められるか。
時間は少ないけれど……出来る限りを。
 
「リーグ戦終了に寄せて」などと偉そうなことを書きましたが、私(種川)にはそんな大層な事は言えないので、明大ラグビー部出身で現サントリー・サンゴリアス監督の永友洋司氏の言葉を引かせて頂きたいと思います。
以下の言葉は、昨年限りで現役選手を引退した永友氏の‘引退試合’となった昨年春の全明大vs全早大(全早大が勝利)の後の記者会見で、永友氏が私の「明治の後輩たちに今一番伝えたいことは何ですか?」との質問に答えてくれたものです(本当はもっともっと長く語ってくれましたが要点のみです)。

「悔しさを忘れないでほしい。負けた時の悔しさを胸に持ち続けることが、必ず力になる。そして、負けた悔しさに慣れちゃいけない。強いチームこそ負けた時よけいに悔しく感じてそれを忘れないもの。悔しさを胸に常に上を目指して欲しい」。

チーム全体で、このリーグ戦で感じた悔しさを胸に。でも視線は高く。チームの全員が同じ高みを目指して。
個々の努力や頑張りがチームとして一点に収斂され、チーム全体からゲームへの‘熱’が立ち上るようなチームを目指して、充実した'03年組の最後の時間を過ごして欲しい。

種川 亮
 
追伸。リーグ戦中、いつでも取材に応じて頂いた首脳陣の皆様と部員のみんな、そしてこのページを読んで頂いた全ての皆様へ。どうもありがとうございました。
インカレも宜しくお願い致します。