I'm blessed.

私、種川亮は4月より東京を離れ、北海道は札幌の学校で専任教員として勤務することとなりました。
よって、この記事をもって、当blog[a View on the “Border” of MUBT]の更新を終了いたします。
 
このblogを初めて6年半、公式HPの記事を書くようになって9年、明大スポーツ記者(1年で退部してしまいましたが)として明大バスケ部に関わるようになって12年。
本当に多くの方にお世話になり、多くの指導者に学び、多くのスタッフに支えられ、多くの選手たちに教えられた日々でした。
この充実した日々の中で、幾多の出来事に喜び、悲しみ、笑い、感動し、身震いし、涙し、自分の道を歩んでゆく意志の力を得てきました。
そして、その日々の感情を、多くの人たちと分かち合えたことが、私にとっての幸福でありました。
 
また、私にとってのもう一つの幸福は、明大バスケ部という「ホームチーム」と「ホームコート」を得たことです。
大学からの進路に迷いを抱える日も、大学院での研究に思い悩む日も、職場での力不足に打ちひしがれた日も、和泉体育館のコートには力があふれ、コーチも、マネージャーも、プレーヤーも、誰もが何時でも、私を仲間として受け入れてくれました。
そのチームへの恩返しとして、様々な役割を果たす中で、部員からも、首脳陣からも、お父さんお母さん方やファンの方々からも、身に余るほど多くの感謝の言葉をいただきましたが、私こそが、明大バスケ部に支えられ、そこに集う人々に助けられてきました。
 
先に書いたとおり、4月から専任教員として、より長い時間をかけ、より大きな責任を持って子どもたちと接し、ともに学んでいくこととなります。
その中で、明大バスケ部に関わる全ての方々から学び、手渡されてきた価値を、また次の世代に手渡していきます。
私の貰った、とてつもなく大きな恩に、自分の精一杯の力を足して、価値と感謝のリレーを続けてまいります。
 
バスケットボールを通じて出会った全ての人に。
バスケットボールを通じて起こった全ての出来事に。
バスケットボールを通じて味わった全ての感情に。
ただただ、ありがとう、と言わせてください。
 
またいつか、どこかのコートサイドで。
 
種川 “the Border of MUBT” 亮
 

photo by Misato Mitsuyama.